アルデックのHES UltraScale+リコンフィギュラブル・アクセラレータにNorthwest LogicのPCI Expressコアを搭載して実証済みのPCI Expressソリューションを提供Date: 2018/04/11 Type: ReleaseHenderson, NV. – 2018年4月11日 – ASIC/FPGAデザイン向けHDL混合言語シミュレーションとハードウェア・アシステッド・ベリフィケーションのパイオニアである Aldec, Inc. (以下「アルデック」)は、同社の UltraScale+ ボード『HES-XCVU9P-QDR』に Northwest Logic の Expresso 3.0 コアで PCI Express® を実装し、さらに AXI DMA バックエンド・コアを搭載、6 GB/s 以上のスループットを持つ PCI Express ソリューションを実現しました。 アルデックのマーケティングディレクター、Louie De Lunaのコメント:「当社の顧客には、高頻度取引(HFT)やゲノムアライメントなど向けにハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)を開発している方がいますが、そうしたお客様は高いスループットを持つ使いやすいPCIeコアを必要としています。Northwest Logic の Expresso 3.0 ソリューションは高性能のスキャッタギャザーDMAをサポートし、色々なエンドポイント、ルートポイント、デュアルモードおよびスイッチのユースケースなどに最適です。」 Northwest Logic社長Brian Daellenbach氏のコメント:「アルデックの HES-HFT リコンフィギュラブル・アクセラレータ・プラットフォームは大規模で複雑なデザインを効果的に検証できるソリューションです。IPの提供を通じてアルデックと提携し、実証済みの PCI Express ソリューションをアルデックのお客様へ提供できることを嬉しく思います。」 アルデックの HES-XCVU9P-QDR ボードには Xilinx® Virtex™ UltraScale+ XCVU9P FPGA が搭載されています。再構築可能な FPGA に、QDR-II+ または DDR4 のメモリモジュールを積むことで、PCIeインタフェース・プロトコルを利用した高スループットの処理により、アルゴリズムとデータ処理を高速化できます。ハーフサイズのロープロファイル PCIe x16 のボードは1Uラックに搭載可能で、エンタープライズ・ラックマウントシステムに容易に収まりますので、パフォーマンス密度を最大限高めることができます。 Northwest Logic は PCI Express のあらゆる機能をソリューションとしてまとめて提供します。このソリューションは、Northwest Logic の高性能で使いやすくシリコン実証済みの Expresso 4.0/3.0/2.1/1.1 PCI Express コアと、高性能スキャッタギャザーDMAエンジンを持つDMAコア、ドライバ(Linux/Windows)およびアプリケーションソフトウェアなどで構成されます。 アルデックのHES-XCVU9P-QDRは現在出荷可能です。技術仕様はこちらからダウンロードできます。 アルデックについて アルデックは米国ネバダ州ヘンダーソンに本社を置く、エレクトロニクス・デザイン検証のインダストリ・リーダです。RTL設計、RTLシミュレータ、SoC/ASICエミュレーション・プロトタイピング、デザインルール・チェック、CDC/RDC検証、IPコア、要求ライフサイクル管理、DO-254機能検証、組込みソリューション、ハイパフォーマンスコンピューティングおよび軍事/航空宇宙向けソリューションといったパテントを取得したテクノロジを提供しています。www.aldec.com Northwest Logic について Northwest Logic は、1995年に米国オレゴン州ビーバートンで創業したIPコアベンダーです。PCI Expressソリューション(PCI Express 4.0, 3.0, 2.1, 1.1 対応コアおよびドライバ)、メモリインタフェースソリューション(HBM2, DDR4/3, LPDDR4)および MIPI ソリューション(CSI-2, DSI-2, DSI)について、高性能でシリコン実証済みの使いやすいIPコアを提供しています。同社のIPコアはASIC、ストラクチャードASIC、FPGAなど色々なプラットフォームに対応しています。詳しくは www.nwlogic.com をご覧ください。