Versal ACAPのような複雑なSoC FPGAのシミュレーションには何が必要ですか?

Date: 2024/02/08
Type: In the News

SoC FPGA が複雑になるにつれて、検証の課題も複雑になります。

 

Henderson, NV, USA – 2024年2月8日 - AMDのVersal Adaptive Compute Acceleration Platform(ACAP)は、同社の大成功を収めたZynq 7000およびMPSoCファミリーの機能と性能をベースとしたシステム・オン・チップ(SoC)デバイスです。この新しいデバイスのアーキテクチャには、3つのエンジングループが含まれています:

 

  • スカラーエンジンは、スカラー処理とシーケンシャル処理を必要とする機能やワークロードに使用され、MPSoCデバイスのユーザーにはおなじみのARMデュアルコアアプリケーションCPU(APU)とARMデュアルコアリアルタイムCPU(RPU)を搭載しています。
  • アダプタブルエンジンは、並列処理を必要とする機能とワークロード、および高速ローカルメモリアクセスやカスタムI/Oのための適応性があ動的に構成可能なハードウェアに使用されます。繰り返しになりますが、これらのエンジンは基本的に従来のFPGAを支えるプログラマブルロジック(PL)ファブリックをベースにしているためMPSoCユーザーには馴染みがあるでしょう。
  • インテリジェントエンジンは、AI/MLと信号処理チップセットを組み合わせたもので、ベクター処理、ドメイン固有の並列処理、高い計算効率を必要とする機能やワークロードに対応します。

 

このデバイスはまた、PCIe gen 5、CCIX HBM、600Gコアなどのドメイン固有IPを多数搭載しています。さらに、Versal ACAPは、プログラマブルネットワークオン・チップ(NoC)を搭載した初のAMD SoC FPGAです。その主な役割は、すべてのハードウェアに高帯域幅のメモリマップドアクセスを提供することです。

 

Versal ACAPのさまざまなシステムブロックには、様々なタイプのシミュレーションとツールの使用が必要になります。各ブロックのシミュレーションが完了し安定していると判断されれば、システムシミュレーションに着手できます。

 

Riviera-PROとQEMUを使って、Versal ACAPのプログラマブルロジック(PL)、プログラマブルソフトウェア(PS)、AIエンジンをシミュレートする完全なシステムシミュレーション環境を構築できます。詳細はemdedded.comの記事をご覧ください。

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