スケーラブルなHES™プロトタイピングプラットフォーム アルデックのHES™プロトタイピングプラットフォームは、SoC/ASICのハードウェアおよびソフトウェア開発者に最新、最大のFPGAチップ(現在はXilinx® Virtex7®またはUltraScale®ファミリ)を使用した高品質FPGAベースのHESボードを提供します。HESボードは大容量FPGAを複数個搭載している上、バックプレーンボードを接続することで800万~6億3300万ASICゲートまで拡張可能です。さらに、LVDSやGTH/GTXインターコネクトが利用出来ます。そのため、シリコン製造前のSoC全体の統合やサブシステムレベルの検証などに最適です。 HESプロトタイピングソリューションの設計は実装と拡張を考慮して作られています。その上で、ファームウェアとソフトウェアの開発、Android、Linux、Windows、RTOSなどのオペレーティングシステムとユーザーレベルアプリケーションなどのすべてのレイヤのソフトウェアスタックのデバッグとSoCへの実装に必要十分な最高性能とクロックスピードを維持しています。 ドーターカードによるSoCプロトタイプの拡張 HESプロトタイピングプラットフォームの機能は豊富な種類のあるドーターカードで拡張できます。カードの接続に使用する高速コネクタは、標準のFMC HPCか、BPX既製のMOLEX製品で実装されています。専用規格のコネクタを使わないので、ドーターカードは他のハードウェアプラットフォームとも共用できます。 ドーターカードはそれぞれ想定アプリケーションに合わせて、異なるデバイスやペリフェラルを搭載しています: FMC-ADAS - 自動車・自動運転システムのプロトタイピングと評価を想定 FMC-INTF - PCI Express、光ファイバのQSFP+、Gigabit Ethernet、USBなど広く普及しているペリフェラルを搭載 FMC-IOT - モノのインターネット(IoT)アプリケーションの組込みデザインでよく使われるペリフェラルやインタフェースを搭載 FMC-VISION - ディスプレイパネル、モニタ、カメラなどのマルチメディアインタフェースを搭載 FMC-NET & FMC-QSFP - 広帯域のネットワークインタフェースを搭載 FMC-INDUSTRY - 産業グレードのパーツを搭載した産業用インタフェース HES7DB-SoC - ARM Cortex A9デュアルコアCPUがXilinx Zynq-7000プログラマブルFPGAに搭載、SoCをターゲットにした色々なペリフェラルをBPXコネクタで接続可能 HES7DB-USB-ETH - BPXコネクタを介してUSB 3/2/OTGのホストとハブ、およびGigabit Ethernetポートを提供 主な機能と利点 最大で6億3300万ASICゲートまで対応できる拡張性 ボード1枚に最多6個のFPGAを搭載し、バックプレーンを使って24個まで拡張可能 LVDSとGTX/GTHでFPGAのI/Oをフル活用 シグナルインテグリティを考え、クロックラインの長さをそろえた高機能のPCB設計 DDR4/DDR3の大容量RAMを挿入可能なSO-DIMMスロット 外部ペリフェラルやインタフェースを接続可能な標準規格のコネクタ FPGAのプログラミング、ボード設定および診断用のホストインタフェース 豊富な種類のドーターカードによる拡張 サブシステムのプロトタイピングとSoCへのインテグレーションをサポート HES-DVMソフトウェアを導入することでエミュレーションやシミュレーションにも転用可能 高品質に業界随一の1年間保証